Fabrico NEKO

世界唯一の「特殊有毛パイル織物」の産地である和歌山県高野口のパイル織物を使い、本物の猫のような手触りのぬいぐるみに。

私は猫が好きです。

猫ってなんであんなに目が惹かれるというか、かわいいのでしょう。

普段は猫好きな部分を隠していますが、街中で野良猫を見かけるとついつい近寄っちゃう。

最近Instagramとかで猫の動画にいいねを押したせいかタイムラインがものすごい猫に埋め尽くされています。幸せだからいいんですが。

可愛いし、癒しが欲しいと、猫とか(犬とか)飼いたいなぁなんて考えるけど、実際に飼うとなるとちょっと違う。

現実は、ペット禁止の家だからとか、餌代などのランニングコストとか、寿命を迎えてしまうのが怖いからとか、いろいろな理由で飼いたいけど飼えないという人は多いのではないでしょうか。

今回はそんな猫好きの心を満たしてくれる製品になります。

ふわふわの猫型クッション

冒頭でも記載していますが、こちらの製品は世界唯一の「特殊有毛パイル織物」の産地である和歌山県高野口の「パイル織物」を使い、本物の猫のようなふんわりなめらか手触りを再現したぬいぐるみになります。

[Fabrico NEKO black ¥11,550]

そもそも「パイル織物」に特化した産地は世界でも高野口(和歌山県橋本市高野口町)にしかないことをご存じだったでしょうか?

「パイル織物」というのは、織物の表面をおおう柔らかいループや毛羽(けば)、毛房(けぶさ)であるパイル(pile:英語表記)が、織物の片面または両面に織り出されたものをいいます。1

参照元:米阪パイル織物株式会社

代表的なパイル織物は、洋服などに使われるベルベット、コーデュロイ(コール天)や、誰もが良く知るタオル、じゅうたん、毛布など幅広い場所で使用されています。

また、電車やバス、高級自動車などの座席に張られているのもパイル織物です。細いパイル糸が非常に密に織り出されていて、ベルベットのように肌触りが良いうえに、ハードな使用状況(摩擦や紫外線など)にも耐える丈夫さを持つ超高品質織物。

モケットを使用した座席(モケットとはパイル織物の一種の生地)

パイル織物にこれまで触れてこなかった人間はいないはずです。それほど身近で常に使われてきた生地になります。

パイル織物の繊維産地としての高野口は歴史は古く、江戸時代の木綿織物に始まり川上ネルという織物が生まれ、その独特な織物は明治時代に入り飛躍的な発展を遂げていきました。そして、この地域が世界で唯一のパイル織物の産地となっていくのです。

今回ご紹介するFabrico NEKOも、その開発を行った企業は和歌山県・高野山のふもと位置する高野口町にあります。

製品のご紹介

「ふわふわの猫型クッション」Fabrico NEKO

[beige(WEB限定) ¥11,550]

見てください。この手触り。

画像を見るだけで感じる本物の猫感。触ってみたい…

ちなみにカラー展開は「black」「white」「beige(WEB限定」「SALT&PEPPER」「WARM BROWN」の5色展開ですが、糸の素材、生地の織り方、毛の長さ、仕上げを微妙に変えることで、毛色ごとに違う手触りを実現しているそうです。全部そろえちゃえば疑似猫パラダイスですよ。

クッションは本物の猫よりもやや大きめのサイズ。横を向いた猫の姿が表現されていて、ソファや椅子に置いてあるのを目にするだけでも癒されます。

膝に抱いてみると重さがほどよく、膝の上でいつまでも撫でていたくなるような愛らしい仕上がりとなっています。

裏面はモケット

Fabrico NEKO おすわり

[SALT&PEPPER ¥11,550]

お座りver.もあります。

いろんな色味や形を選べば悲しい猫カフェがオープンできます。

「お留守番をしているような猫型ドアストッパー」Fabrico NEKO door stopper Shiba gray-black

[Shiba gray-black ¥13,200]

個人的に一番欲しいのはこれ。

なにこれ、お留守番しててくれるの?

ドアストッパーなのに頭でも撫でてみたくなる、ちょこんとした佇まい。

触りたくなるドアストッパーなんて、なかなかないのでは。

また、底部分におもりが入っているため猫の足元が重くなっています。ぶつかっても起き上がりこぼしの様に起き上がってくれるので、倒れることもありません。

公式サイトにある画像。かわいい。

まとめ

正直にいうと、最初は見た目がかわいいなぐらいの、軽い気持ちから記事の作成をスタートしました。ただこうしていろいろと調べていくうちに、その歴史の深さにおどろかされました。世界で江戸時代から続き、繊維づくりの最先端を走っていたのは高野口ではないですか!。日本が誇る技術で世界的に活躍しているのに、知らない人がとても多い。このことはもっと多くの方が知ってていいと思うのです。服地やフェイクファー、カーシート、寝装寝具、インテリアなどあらゆるシーンで使われている技術力。そんな硬く考えず猫みたいに気ままに、この製品からその世界唯一の技術を試していただきたいと切に感じます。

  1. https://yyypile.com/pile/what-is-pile-fabric/ ↩︎